愛車を長持ちさせたい。メンテナンスもしっかりしたい。
そんな車を愛する人向けの内容になっています。
まず最初に商品の紹介をします。
ペンズオイル ハイマイレージ5w-30(PENNZOIL)です。
リンク
なぜペンズオイル ハイマイレージなのか。
「鉱物油」と「合成油」
エンジンオイルを選ぶ際に品質を見分ける方法として「鉱物油」と「合成油」の大きく2つに分けられます。
品質が低いエンジンオイルは「鉱物油」
品質が高いエンジンオイルは「合成油」
となっています。
なるべく車に良いエンジンオイルを探していくとどうしても
「合成油」や「 100%化学合成油」から選ぶことになります。
しかし、厄介なのがこの「合成油」「100%化学合成油」 の基準が広く複雑化している事です。
(以下「合成油」と記載します。)
品質の見方(グループとは?)
そもそもエンジンオイルは品質によってグループⅠ(低品質)~ グループⅤ(高品質)に分類されています。
「鉱物油」はグループⅠ~グループⅡ。
「合成油」はグループⅢ~グループⅤに該当します。
グループⅣとグループⅤは合成油で間違いなく高品質です。
問題はグループⅢです。
グループⅢ
アメリカで色々な経緯があったようですが、結果として鉱物油ベー スにも関わらず合成油と表現されることがOKとなりました。
理由としては精製技術の向上により、 性能が化学合成油に匹敵するようになったかららしいです。
どう表現するかはメーカーの判断になるため「合成油」 標記の商品が数多く出回っています。
どう表現するかはメーカーの判断になるため「合成油」
もちろんグループⅢ にも基準があり最低ラインをクリアしている商品だけが「合成油」 標記になっています。
じゃあグループⅣ以上を買えばいいのかと思いますが、 非常に高額でありなかなか手が出しづらい。
価格と品質のコスパを考えると玉石混交状態のグループⅢ から商品を探すことになります。
「XHVI」と「VHVI」の違い
グループⅢ で数多く出回っている商品はVHVI製法によるものです。
VHVIは鉱物油に水素化精製処理を施したもので厳密に言えば鉱 物油になります。
そのため激安の商品もありますが品質的に大丈夫なのか不安があり ます
ここで紹介しているペンズオイル の製造方法はちょっと違います。
ここで注目すべきはVHVIではなく「XHVI」であること。
どちらも大きな枠組みでみればグループⅢに属しています。
しかし、その違いはベースにあります。
「XHVI」は天然ガスをベースとして液体化されたものです。
硫黄分を含まず、飽和分も100%なので、実質的にグループⅣ じゃないかという声もあるようですが、原料を地中から算出しているということでグループⅢらしいです。
表記が鉱物油?
ペンズオイル ハイマイレージ缶の表記は鉱物油であり、実際グループⅢに属するためある意味正しい表記だと思われます。しかし、注目してほしいのは下記に記載のある安全データシートの内容になります。
安全データシート(SDS)
個人的に重視したのがエンジンオイルを詳細に分析している安全データシート(SDS)の存在です。
他商品の安全データシートは労働安全衛生法の通知対象物質が概ね 「鉱物50%」前後の数値です。あの有名なモービル1でさえ50~60%となっています。
ペンズオイル ハイマイレージ5w-30は「鉱物1-10%」となっており鉱物の割合が非常に低くなっています。(安全データシートの読み取りが正しいのかはわかっていません。)
この数値は親会社であるシェルが出している合成油エンジンオイルの【シェル ヒリックス ウルトラ】と同等の数値です。
個人的に良さそうと思っています。(素人判断です。)
ちなみにグループⅣのベースであるPAOが入っているかは確認できませんでした。
このことからグループⅢ の中でより品質が良くかつ価格も抑えられる商品だと判断しました 。
リンク
そこまでこだわりが無い人向け
最後に車にそこまで興味が無い人には次の2点をお勧めします。
① 安ければ何でもいいと言う人はホームセンターのプライベートブラ ンドが激安です。(自己責任でお願いします。)
② 全部お任せしたい人はお金を惜しまずディーラー交換してください 。
注意事項
※ご利用中の車によって適合・不適合があると思われす。
故障等は自己責任となりますのでご了承ください。